お隣のジオくん
お昼ごはんの片付けをしてコタツでぬくぬくしていると家の呼鈴がなりました。
お隣のおじいちゃんでした。
「ジオが死んじゃったんでさ・・・これ食べてもらえないかと思って」
・・・片手に握っていたドッグフードを見せてそう言いました。
ジオくんはゴールデンレトリバーの男の子。
去年の暮れ、体調を崩しそのまま亡くなったんだそうです。
いつもおじいちゃんに連れられてお散歩に行ってました。よその人には吠えないんだけど、唯一おじいちゃんがお仕事から帰るとお散歩のおねだりを、お家に向かって懸命にワンワン吠えてました。
最近、ジオ吠えなくなっちゃったね~、と話していた矢先でした。
「・・・ありがたく頂きます」
10kg入の袋を開けたばかりだったそうで、もしよかったらということでした。
ワタシがお嫁に来たばかりの頃、よく遊んでもらいました。
なつっこいよい子で、近付くと伏せをしてふさふさのシッポをブンブン振って待っててくれました。
大きい手でお手を繰り返し繰り返ししてくれました。
綱が切れて脱走していたことがあり、たまたま窓の外を見たら目が合って、送り届けたこともありました。呼ぶと嬉しそうに走ってきてワタシの足元でいつものように伏せをし、撫でてもらうのを待っていました。
犬も猫もいない家に嫁いで、寂しい思いをしていたので、ほんとにほんとに癒されました。
ジオくん。楽しい思い出をありがとう。
あの頃のワタシはあなたにたくさん救ってもらいました。
ほんとにほんとにありがとうね。
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コメント
ふと、ここを思い出して覗いてみたら、悲しいお話が書いてありました。
お隣のおじいちゃん、きっと寂しい思いをしているでしょうね。
ジオくんがかぶちゃんの心をあっためてくれたように、今度はももとなながおじいちゃんのことを応援してあげられると良いね。
PS.冬休みは大変お世話になりました。みんなと一緒にいられた時間が、これからまた頑張るパワーとなっています!
投稿: もこ | 2007年1月19日 (金) 01:44
こんにちは。来てくれてありがとう!
ジオくんはお孫さんが飼い始めたんだそうです。
お孫さんは当時小学生の女の子で、すぐに大きく力も強くなってしまったジオくんのお散歩ができなくなってしまいました。それからおじいちゃんが散歩してあげてたんだそうです。
そのお孫さんも今では大学生。家から離れて生活しています。
だから、ジオはお庭に埋葬されているそうです。
「孫の犬だから、帰ってきたときには線香くらいあげるだろうから近くがいいと思ってさ・・・」といってました。優しいおじいちゃんです。
投稿: かぶ | 2007年1月19日 (金) 16:35
そうですか。じゃあ、ジオくんは結構長くいきていたほうなのかな?
でも、おじいちゃんの気持ちを考えたら、切ないね。きっと、ジオくんは遠く離れたお孫さんのかわりもしていたんだよね。
お隣に、そんな優しいおじいちゃんが住んでいるって聞いて、何だかほっとします。
ジオくんのご冥福をあらためてお祈りします。
投稿: もこ | 2007年1月20日 (土) 01:20
そうですね10歳は超えていたようです。
大型犬の寿命はそのくらいらしいのでまあまあ長く生きられたんだと思います。
ウチにもこういう日がいつかは来るのだと思うと、そのとき後悔しないよう今できることは何でもしてあげたいなと改めて思いました。
投稿: かぶ | 2007年1月21日 (日) 23:47